愛しき猫へ
09.282013
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2013年9月27日午後8時、
愛猫の北斗が虹の橋を渡りました。
仕事から帰宅して、
北斗の異変に気がついて、
病院に駆け込みましたが、
治療の甲斐なく、息を引き取りました。
いつもと同じ朝、
出勤時にはなにひとつ変わった様子はありませんでした。
原因は不明です。
ただ、どうやら心臓になんらかの不調が出ていたようです。
8歳と5ヶ月でした。
人間でいうと、50歳くらいだそうです。
そろそろ老猫の域に手がかかってきた頃ですが、
まだまだ、そこまで衰えていたわけではありません。
なぜ、不調に気が付かなかったのか?
もっとよく観察しておけば、なにか気がついたかもしれない。
今更ながら、自分の迂闊さが悔やまれてなりません。
苦しい息の中、懸命にわたしの帰宅を待っていてくれたようでした。
最後を看取ってやることができたのがせめてもです。
これまで、何匹も猫を失ってきましたが、
何度経験しても、慣れるということはありません。
その度に、もう猫を飼うのはやめよう。
何度もそう思ってきました。
でも、猫達と暮らす幸せは、何ものにも代え難いものです。
彼らは無条件で愛を向けてくれます。
わたしは何度も彼らに救われてきました。
わたしと猫のあいだには、なにひとつ汚れた感情は存在しません。
わたしは、彼らからたくさんの贈り物を受けてきています。
だから、わたしも同じように、彼らに返したいと思うのです。
ヒトよりも寿命の短いいきものと暮らすということは、
必ずこの時がやってくるということです。
縁あって、わたしのもとにやってきた彼らが、
その短い生涯を通して、
幸せであってほしいと思います。
いつも、わたしに添い寝していてくれた、
ジャイアント・ジェントルは、
もう2度とわたしの背中を温めてはくれません。
その大きな身体に似合わず、
優しく繊細なハート。
穏やかな表情。
まっすぐに見つめてくる、優しい眼差し。
その風貌から、思いもよらない、
可愛らしい少年のような鳴き声。
甘えて足元に擦り寄って来るかと思えば、
横になっているわたしに、ドカッと体当りしてもたれかかってくる、
心地よい重み。
胸の上に寝られると、悪夢にうなされたけどね(笑)
なにしろ、7kgはあったからね。
普通の猫の倍はあるよ。
8年前、飛行機に乗って千葉からやって来た北斗。
チョ~ビビっていたね。
初対面の瞬間は今でも覚えているよ。
子猫の頃から、オッサン風味だった北斗。
たくさんの息子や娘たちを残してくれた北斗。
この8年間はとても楽しかったよ。
北斗、ありがとう。
ゆっくり、おやすみ。