明日への記憶
09.232013
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明日への記憶という、映画をご存知でしょうか?
若年性アルツハイマー病という、
脳の病気を扱った、
渡辺謙さんの主演の映画です。
アルツハイマーというと、
老人に多い病気という認識がほとんどですが、
40代から65歳までという、
まだ若い中高年層に発症するアルツハイマー病を
若年性アルツハイマー病といいます。
映画の中では、責任のある地位にいて、
バリバリと働いている男性が、
無自覚のうちに病魔に蝕まれていき、
不調が顕著になって、病気であることが告げられます。
最初は自分の病気を受け入れられない主人公も、
徐々に認めざるを得なくなり、
夫婦で病気と闘う姿が描かれています。
病気の進行とともに、
現実と妄想(独自の世界)が、
織りなす世界が展開されます。
この映画を初めて見た時には、
妻の立場、視点で見ていました。
何不自由なく、平穏で平凡な暮らしが、
頼りにしていた夫の発病によって、
根底から覆ってしまうのです。
ああ、大変だなと。
もしも自分がこの立場になったら、
どうなるんだろうか?
と、そういう、目線で見ていました。
その後、介護の資格を取るために、
通っていたスクールで、
この映画を見る機会がありました。
その時は、認知症について勉強しているので、
多少の知識は得ています。
介護する側の立場に立って、その視点で見ていました。
この時には、初めて見た時には気が付かなかった、
主人公の心の動き、
現実と妄想が交差して、入り混じっていく状態や、
それに伴う行動の意味、
その予測される危険性なんかが見てとることができました。
ただ、そのどちらも、
映画のラストシーンの、
静かで穏やかな状態を
現実のものとして、そのまま受け入れ、
それが、ずっと続くものと思っていました。
ところが、つい最近、ごく身近なところで、
映画さながらな事柄がおこり、
ただ、現実は映画のラストのようなものだけではないと、
思い知らされました。
知り合いのご主人が、
まだ40代という若さで発病し、
闘病わずか3年という速さで、
他界されたのです。
興味本位で、詳細を聞くのははばかれるため、
詳しく知っているわけではありませんが、
まだ、若く、未成年の子供さんもおられるので、
本人も家族もどんなにつらく大変だったかと思うと、
胸が苦しくなります。
自分の知識や記憶が、
歯が欠けていくように
ポロポロとこぼれ落ちていくのは
なんと恐ろしいことか。
これだけは決して奪われることのない、
自分だけの財産と思っていたものが、
病に奪われていく。
人にとって、何よりも大事であるところの、
記憶が消えていく。
愛する人の存在も、
自分自身が何者であるかということも。
見守る家族はつらい。
なによりも自分自身を失っていく当人が
1番辛く恐ろしいのではないか。
そんなことを考えると、
今、この瞬間を無駄に過ごしてはいけないと、
昨日よりも、今日、
今日よりも明日を
真剣に生きなければいけない。
と、そう思います。
※ 若年性アルツハイマー病について、詳しく知りたい方はコチラ。
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