【解禁】季節到来!くぎ煮の作り方
03.042016
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兵庫・大阪の播磨灘・大阪湾沿岸沿岸地域では、
イカナゴのくぎ煮と称する佃煮が郷土料理として、愛されています。
この季節になると、そこかしこからくぎ煮を炊く匂いがして、
ああ、春がきたな~って感じます。
そのイカナゴ漁は、今年(2014年)は2月28日が解禁でした。
スーパーの店頭では予約受付のPOPが貼られ、
ザラメ糖に生姜に醤油に水飴と、
くぎ煮用の材料のコーナーが設けられます。
郵便局ではイカナゴのくぎ煮を地方へ送ろうキャンペーンが展開されます(笑)
昼網が揚がって、店頭に並べられると、次々に手が伸びて、
あっという間に完売となってしまうことも珍しくありません。
わたしも毎年くぎ煮を炊いて、連れ合いの実家へ送っています。
毎年作る割に、いつも満足のいく出来にならないので、
毎回今年こそは!と気合が入ります(笑)
いかなごのくぎ煮の作り方
【材料】
生いかなご 1kg
ザラメ糖 250g
濃口醤油 200~250cc (今回250ccで作ったら、少し味が濃かったです)
土生姜 50g
酒 100cc
みりん 50cc (酒・みりんはお好みで。入れても入れなくてもOK。)
香りづけにお好みで・・・・ゆず・山椒・切り胡麻など入れても美味しいです
【作り方】
1. いかなごは水洗いし、水気を切っておく。
2. 土生姜は、洗って皮付きのまま千切りにする。
3. 鍋に醤油・ザラメ・みりん・酒・土生姜を入れて、煮立たせる。
4. 煮立ったらいかなごを一度に入れて、手で均一になるように均す。
5. 強火で一気に煮立たせる。
6. 吹きこぼれないくらいの火加減(中火)にして、アクを取りながら、煮詰めていく。
※注 この時、箸などでかき混ぜてはいけません。
7. 煮汁が半分以下になってきたら、鍋を振って、上下を入れ替える。
8. 焦げやすいので、注意しながら、煮汁がほとんど無くなるくらいまで、弱火で煮詰める。
9. 今回はここで柚子の皮の千切りを投入。
(冬にゆずを買って皮を千切りにして冷凍保存していたもの)
鍋を振りながら、混ぜる。
10. 煮汁がほとんどなくなってきたら、最後に鍋を振りながら強火で煽る。
(焦がさないように注意)
11. ざるにあけて、うちわであおいで手早く冷ます。(パキッと仕上げるコツです^^)
11. 完成です。
くぎ煮の由来は、この炊きあがりの姿が、
曲がった釘のように見えるからついたということだそうです。
イカナゴが新鮮でないと、この形にはなりません。
だから、みんなその日の水揚げを待って、その日のうちに炊き上げます。
ゆずの量が少なかったので、ちょっと香りが物足りなかったんですが、
美味しかったです(と自画自賛^^;)
ゆずの他にも実山椒やごま、唐辛子なんかを加えても、
違った風味が楽しめます。
春の到来を告げるレシピです^^